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【JVRS】グリー、「Japan VR Summit」報道関係者向け事前説明会を開催…「VRで人間とPCのコミュニケーション方法が変わる」【レポート後編】

2016年04月15日 18時49分更新

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グリー<3632>は、4月13日、都内某所にて、Japan VR Summit」(以下、「JVRS」)報道関係者向け事前説明会を開催した。
 
JVRSは、2016年5月10日に、グリーと一般社団法人VRコンソーシアムが共同開催する国内最大級のVRカンファレンスイベント。VR関連および最先端技術に注目している方を対象に、企業、団体、個人問わずに参加者を募集している。VR業界の第一線で活躍する国内外のプレイヤーをゲストに迎え、日本のVR市場を拡大することを目的としている。
 
【関連記事】
グリー、国内最大級の大型VRカンファレンス「Japan VR Summit」を5月10日に開催
 
 
当日は、一般社団法人 VRコンソーシアム 代表理事の藤井直敬氏が登壇して「VRの歴史」や「VR市場の概況」、「海外でのVR活用事例」などについての紹介が行われたほか、グリー株式会社 取締役の荒木英士氏が「JVRS」で実施されるプログラムの詳細とVRへの取り組みについての発表を行った。本稿では、その様子を前後編の2回に分けてレポートしていく。今回は、荒木氏の講演内容をお届け。
 
【前編:VRコンソーシアム藤井氏が登壇】
【JVRS】グリー、「Japan VR Summit」報道関係者向け事前説明会を開催…「現実空間を自由に操作できる時代がやって来た」【レポート前編】
 
 

■ゲームデバイスのみに留まらないVR事業 4年後の市場規模予測は約15兆円

 
続いて、グリーの荒木氏が登壇し、VRについての今後の展望や取り組みについて話を展開したほか、「JVRS」で実施されるプログラムの紹介が行われた。
 
▲グリー株式会社 取締役の荒木英士氏。荒木氏はVRについて、コンピューティングの力を使って、人間の認知や感覚を拡張していく技術であると捉えているという。
 
まず荒木氏は、コンピューティングの歴史を紹介するにあたって、「人間とコンピュータのコミュニケーション方法に注目している」とコメント。’70年代にコンピュータが普及して以来、キーボードやマウス、近年ではタッチスクリーンなど、様々なものが発明されてきたが、画面を介してコンピュータとコミュニケーションを図っている点は今も昔も変わっていないことを指摘した。
 
 
それに対して、VR機は実際の視野角に近い一人称視点、モーションやジェスチャーでのインプット機能を取り入れていることから、コンピュータと人間のI/Oが革命的に変わるのではないかと荒木氏は推察している。
 
 
▲2020年には、市場規模が約15兆円ほどにまで伸びるのではないかと予測。
 
また、現在はゲーム業界での話題が多いVRだが、VRは決して新しいゲームデバイスではないことを強調した。現実への認知を拡張するVRには、あらゆる領域への応用が可能だという。本講演では、既にVR利用が進んでいる分野について、いくつか事例を交えた紹介が行われた。
 
▲ゲームのほか、既にアミューズメントや医療、広告、観光、不動産といったところに応用が生まれているとのこと。
 
■事例紹介

【広告】
▲ゲームの中に現れたシアターで広告映像が見られる仕掛け。今後は、バーチャルの映像が目の前に現れて商品の説明を行うような広告も出てくるのではないかという話も。
 
【不動産】
▲VRを使って物件の内見が可能だという。機材があれば海外にいながら家の中が伺えるため、現在、中国や台湾の不動産会社に日本のマンションが多く買われているという話もあるほど発展している。
 
【医療】
▲ライブストリーミングで外科手術を行ったり、外部からロボを遠隔操作して手術を行うなど、積極的に研究が進められている。
 
代表的な事例をいくつか紹介したところで、グリーが取り組んでいるVR事業戦略についての話へ。最近では、2016年2月に米国サンフランシスコに設立したGREE VR Capital, LLC.を通じて、バーチャルリアリティの主にソフトウェアやコンテンツ開発に取り組む北米のスタートアップ企業を支援する新ファンド「GVR Fund」を設立したことや、Gear VR向けの新タイトル『Tomb of the Golems』を配信したことが話題となった。
 
【関連記事】
グリー、VRコンテンツ開発に取り組む北米のスタートアップ企業を支援する新ファンド「GVR Fund」を設立…コロプラとミクシィも出資
グリー、GREE VR Studio初となるGear VR向け新作タイトル『Tomb of the Golems』を4月14日よりOculus Storeで配信開始予定


▲現在、グリーでは「開発」、「投資」、「市場振興」と、主に3つの領域でVR事業を展開している。
 
■グリーの取り組みについて

【開発:GREE VR Studio】
・2015年11月にVR開発スタジオ「GREE VR Studio」を設立
・Gear VR向けのオリジナル新作タイトル『Tomb of the Golems』を配信
 
▲スマートフォン向けに配信されたアプリ『シドニーとあやつり王の墓』や、東京ゲームショウ2015で展示された謎解き脱出ゲーム『サラと毒蛇の王冠』といったVRゲームを制作した実績もある。
 
【投資:GVR Fund】
・北米のスタートアップ企業を支援
・出資者はグリー、コロプラ、ミクシィ
・1200万ドルのコミットメント総額
 
【市場振興:Japan VR Summit】
・2016年5月10日に開催
・グリー株式会社と一般社団法人VRコンソーシアムによる共同開催
 
また、荒木氏は、JVRSの開催について、国内VR市場の拡大を目的とした事業、開発の意志決定者同士の意見交換の活性化が目的であると説明。VR市場で先行している北米、中国の有力企業を招くことで、国内VR関連企業との連携を強化することも狙いにあると語った。
 
▲主なVR関連企業一覧。青い部分がJVRS参加企業である。
 
最後に、荒木氏はJVRSで行われるプログラムの紹介をし、講演の締めとした。
 
 
Session I「VRがもたらす大変革」
▲Session Iでは、Oculus、HTC、ソニーと、PC向けVRプラットフォームを手掛ける企業が集結。
 
Session II「海外VRビジネス最前線」
▲3Dアニメーションを制作するBaobab、『コールオブデューティ』シリーズを手掛けたチームが設立したReload Studios、世界最大のゲーム企業Tencent、コミュニケーションサービスを展開するVRChatらを招いて海外動向の紹介を行う。
 
Session III「VRで生まれるヒットゲーム」
▲国内で積極的にVRゲーム開発に取り組むコロプラ、コンソールからアミューズメントまで幅広く手掛けるバンダイナムコエンターテインメント、さらに、PlayStation VR向けに『Rez Infinite』を開発しているレゾネアの水口哲也氏ら招き、VR時代が到来することで「何が変わるのか」、「どういった面白いことができるのか」をテーマにトークが繰り広げられる。
 
Session IV「VR開発者を支える最新技術動向」
▲システムを紹介する開発企業向けのセッション。Unityを開発したユニティ、Unreal Engineを開発したエピック・ゲームズ、ゲームエンジン開発で最大手の2社にチップメーカーのAMDを加え、VRゲームの作り方やVRがハードウェアの進化の中でどういった位置付けになるかといった解説を行う。
 
Seesion V「投資家から見たVR戦略」
▲Tokyo VR Startupsを設立したgumi、先述したグリーのGVR Fundを担当する青柳直樹氏、VRを対象にしたインキュベーションプログラムを運営するRothenberg Ventures、VRに特化した投資ファンドPresence Capitalらが登壇。海外動向の事例を交えながら、VR領域を投資対象としてどう考えているかや、将来像をどのように見据えているかがビジネス面から語られる。
 
展示
▲実際にVRを体験できるでもスペースも用意。最新のVR体験が可能となっている。ちなみに、荒木氏は、VR空間でのコミュニケーションが新鮮だという理由からVRChatがオススメとのこと。
 

 
(取材・文:編集部 山岡広樹)
 
 

【前編:VRコンソーシアム藤井氏が登壇】
【JVRS】グリー、「Japan VR Summit」報道関係者向け事前説明会を開催…「現実空間を自由に操作できる時代がやって来た」【レポート前編】


■関連サイト
 

Japan Venture Awards 2016 公式サイト





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