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【イベント】新宿から九龍城へ! ジェットマンと宝塚大学の「クーロンズ・ゲートVR」体験会リポート TGS出展の検討や20周年の節目には…今後の展開について

2016年05月24日 09時57分更新

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宝塚大学とJETMANは、2016年5月21日、宝塚大学東京新宿キャンパスにおいて、プレイステーション用ソフト『クーロンズ・ゲート』の世界をUnrealEngine4で構築したVR体験イベントを開催した。本稿では、実際のVR体験と今後の展望などをレポートしていく。
 

■喧騒と闇の世界再び、『クーロンズゲート』再探検

 

 
30代以上のゲーマーであれば、『クーロンズゲート』というゲームを聞いたことがあるだろう。『クーロンズゲート』は、1997年に初代プレイステーションで"ソニーミュージックエンターテイメント”より発売されたアドベンチャーゲーム。本作は、かつて香港に存在した世界有数の巨大スラム街「九龍城」を模した世界観のなかで、超級風水師となったプレイヤーが四神獣の見立てを行い、風水を起こすことが目的となる。今でも一部コアなユーザーから人気を誇っており、昨年行われた原画展では、長蛇の列ができたという。また会場でも実際見知らぬ参加者同士が、お互いに意見のやりとりをするといった光景も見られた。

VR化された『クーロンズゲート』は他の作業と並行して約1か月程で作成されたという。その開発期間で出来上がったデモでは、あの広くも暗い圧迫感のある空間、悪臭が漂ってきそうな路地、放置され火花が散る電気系統や、聞こえてくる住民の喧騒、ポジショニングによって定位が変わる音響など、いずれもあの世界を体感するには必要な要素が盛り込まれていた。
 

なお実際に5分ほどの体験であったが、筆者はディスプレイを装着し、ヘッドフォンをつけた瞬間、一気にその世界に引きづりこまれてしまった。高所恐怖症の人間が感じる、ビルの上から下を眺めた際の身がすくむ思い、あの思いはまさにVRならではの体験と言えよう。また参加者もディスプレイをしてその世界に入場した瞬間に、「にやり」としていたのがとても印象的だった。
 
▲移動はこのコントローラーで行われ、視点はVRディスプレイを使用する


 
今回のVR版は、当時の絵や音楽などをそのまま使用している。「Unreal Engine 4」の採用については、採用決定当時の段階ではリアリティを追求しやすかったためだが、「Unity」もどんどん進化をしているため、今後どうしていくかは検討中とのこと。また、先日公開されたGoogleのVRプラットフォーム「DayDream」でも「Unreal Engine 4」での対応が発表されたが、各々の機器の性能の制約があるため、落とし所が難しいが、移植は比較的容易であるといった話も聞けている。

 

■「来年20周年という節目のタイミングで何かしらの形で提供を検討」

 

クーロンズ・ゲートの企画・アートディレクションを担当
宝塚大学教授・ジェットマン代表 井上幸喜氏



宝塚大学准教授・ジェットマン吉岡章夫COO 氏
 
今回はイベントの冒頭でジェットマン代表の「井上幸喜」氏が説明を行った際に、「あくまでも空間を楽しんでほしい」といった発言をしており、また同社のCOOである、「吉岡章夫」氏も同様の発言を行っていた。このことからゲームといった枠組みよりは、空間自体を提供し、その中ユーザーに楽しんで欲しいといった方向が強いようだ。

また同社は以前より、Second Life内で継続的に収益を上げてきており、仮想空間上でのノウハウにも強いアドバンテージを持っている。当面はVRという枠組がスタンドアローンで進んでいくであろう中、同社はVRを装着したユーザー同士がオンラインで双方向で対峙した時の世界をも見据えているという。

気になる今後の展開だが、「より多くのユーザー様に毎日、体験をして欲しいという観点で制作を続け、東京ゲームショーや、来年『クーロンズゲート』20周年といった節々のタイミングで何かしらの形での提供を検討している」とのことだ。VR=ゲームや動画と考えがちのなか、異なる可能性をも見据えた同社の取り組みに今後とも期待していきたい。
 
(取材・文・撮影:編集部 和田和也)


■関連サイト
 

JETMAN公式サイト





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