クリーク・アンド・リバー社、IDEALENSに関するVRイベント記事

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【発表会】コンテンツに集中できる中国発の軽量化VRデバイス「IDEALENS K2」を体験 日本の協力企業であるC&R社とハウステンボスも登壇

2016年06月16日 09時25分更新

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クリーク・アンド・リバー社<4763>は、6月15日、VR関連製品機器の企画・開発・販売およびVRソフトウェアの開発・運用を行う「IDEALENS(アイデアレンズ)」について、新商品の紹介と今後の戦略における発表会を開催した。

本発表会では、アイデアレンズ社のCEOである宋海涛(以下、ソン・ハイタオ)氏が来日し、世界最軽量で最も広い視野を実現した「IDEALENS K2」の紹介、中国でも30~40%の市場シェアを狙う今後の戦略について、中国市場での日本コンテンツの展開支援などを説明した。

また、日本の協力企業であるクリーク・アンド・リバー社及びハウステンボスの方針についても発表。

 

■良質なコンテンツを手軽に…中国発の新たなVRデバイス



はじめに登壇したのは、アイデアレンズ社の創始者であり現CEOのソン・ハイタオ氏。同氏は、AR/VR領域の専門家でありつつ、UESTC(電子科技大学)やGIT共同教育プログラムで博士号を授与したほか、GoogleGlassの初期コア開発員としても開発に貢献した経歴を持つ。

今回発表した「IDEALENS K2」は、以前のモデルのスペックを引き継ぎつつ、8つのハイライトを実現したという。たとえば、視野は業界トップ(※2016年6月15日時点 アイデアレンズ社調べ<他社公表データを元にした調査>)の視野角を謳う120度、タイムラグは17ms(ミリ秒)と高いスペックを備えている。重量に至っては他社が400g(グラム)のなか、295gの軽量化を実現。

​■8つのハイライト
①極めつきの軽さ:本体部分はわずか295g
②広大な視野角:「IDEALENS K2」のFoV値は現在業界トップの120に到達
③極小のタイムラグ:全タイムラグ17msを可能に
④超速のリフレッシュレート:両面LEDパネルのリフレッシュレートは90Hzに到達
⑤手早く容易な装着:3秒で装着完了、メガネを取る必要なく、瞳孔間距離の調節も不要
⑥長い装着時間:連続2時間の装着でも拒絶感なし
⑦革新的なバッテリー収納部後置:最も合理的な重量配分設計
⑧独自開発のIDEAL OS:アプリストアと支払システムをビルドイン
 


▲アイデアレンズ単体で起動からコンテンツのダウンロード、コンテンツの再生が可能なため、室内に限らず、屋外でも楽しむことができる。コンテンツは、3D映画や360度映像、VRゲームなど多岐にわたる。現段階で100社以上にも及ぶパートナー企業から提供されるという。

■「IDEALENS K2」製品概要
価格 :未定
タイプ :オールインワンVRヘッドマウントディスプレイ
重量 :295グラム
リフレッシュレート :90hz
OS :IDEAL OS(Android™ based)
メモリー:32GB
センサ:9軸センサ、Wi-fi Bluetooth4.0
入出力 :マイクロUSB、3.5mmオーディオ入力、
microSDカードスロット
Wi-Fi・4Gサポート:Wi-Fi、4G

今秋リリースすることは決定しているが、価格については現在未定とのこと。今後、北京で開催される同様のイベントにて発表されるという。なお、次の世代である「IDEALENS K3」では、視野180度を実現するようだ。




続いて、IDEALENS USの開発者であるBrent Jentzsch氏が登壇。同氏は、もともとアニメーターとしてゲーム開発に7年ほど従事。その後、2015年に現在の会社に入社し、IDEALENSのプロトタイプからK2に至るまでの開発に尽力している。

Brent氏からは、VR市場の成長とデバイスの在り方について語られた。言うまでもなく、現在のVR市場と言えば、日を追うごとに事業者が増えては、市場に対する投資の熱も帯びている。

さらにBrent氏の母国アメリカでは、メディアや飲食店などでもモバイル端末を用いて、簡易的にVR体験が味わえる玩具を配布しており、分野・市場問わずしてVRに触れられる場が増えていることを指摘し、「今やモバイル端末があれば誰でもVR体験ができる」と言葉を続けた。
 

▲VR事業に対する投資も激化。
 

▲現在VRデバイスは、3種類の枠に分けられると語る。ハイスペックなOculus RiftやPlayStationVRのHigh End、Gear VRやDaydreamのMid Range、ハコスコなど最も手軽に体験できるLow End。

では、今回発表された「IDEALENS K2」は一体にどこに入るのか。その答えを知るべくBrent氏は、CESやGDCなど海外の開発者向けカンファレンスで試遊体験会を設けて、多くのデベロッパーからコメントを得たという。そして、体験した方は「使い勝手が良く本当に求めていたもの」と、良質かつ手軽であることをメリットとして挙げたのだ。

VRコンテンツの多くは、腰を据えて良質な体験が出来る“ゲーム”に寄りがちだが、今後は建築や教育、医療など様々な分野で用いられるデバイスに成長していく。そのことを考えると、起動が早くケーブルレス、なおかつ軽量化を実現した「IDEALENS K2」が将来性の高いデバイスではないかと力説した。以上のことを踏まえて、Brent氏は「IDEALENS K2」のポジションをUpper Mid Rangeと位置付けた。

 

ここからは、日本における「IDEALENS K2」の販売促進を担うクリーク・アンド・リバー社より、代表取締役社長である井川幸広氏が登壇。同社と言えば、エージェンシー事業を中心に多種多様なコンテンツ制作に携わっている企業だ。VR市場の成長に関しては、5年ほど前から予感しており、この日の発表まで尽力してきたという。

「IDEALENS K2」の特徴については、その手軽さを引き合いに出し「自由度が手伝ったことで、今後VRはありとあらゆる産業に入っていく」と評した。なお、クリーク・アンド・リバー社は今回の取り組みで、長崎を代表するテーマパーク・ハウステンボスとも協力して事業を進めていくことも発表した。
 

続いてハウステンボスの代表取締役社長 澤田秀雄氏が登壇。ハウステンボスでは、3年ほど前からAR/VRに関するイベントを多数開催しており、ユーザーからも評価が高く「VRの時代が来ている」と事業の手応えを見せた。市場はまだまだBtoBの流れは否めないが、澤田氏はそう遠くない未来、一般家庭にもVRの波が押し寄せてくると分析。

最後にクリーク・アンド・リバー社 代表の井川氏は、「日本から本当に面白いコンテンツを作り出し、VR市場に対してチャレンジしていきたい」と語り、本発表会を締めくくった。






 

■【体験会】コンテンツに集中できる軽量化VRデバイス



発表会後に行われた体験会では、『IDEALENS K2』を使用しコンテンツを楽しむことができた。

まずは何と言ってもその軽さだ。装着した時のズシリという重さを感じることはなく、ケーブルレスであることも相まって、余分なことを気にせずコンテンツに集中することができた。

他のHMDを装着したことがある人にとっては余計にそう思うだろう。また装着感も非常に良好で、周囲を見渡す際にも、しっかりしたフィット感があり、没入感を阻害されるといったこともなかった。

また、体験できるコンテンツの中でひときわ目を見張ったのは、エアロバイクと連動するアプリ『BIKE RIDER』だ。実際にこいだペダル分だけ、進んでいくという、非常にシンプルなアプリであるものの、HMDでの没入感と合わせてまさに“体感”といった内容になっていた。近未来のGYM(ジム)では、こういったコンテンツが溢れていれば、楽しんで体を動かすことができるだろう。



その他、積木制作が開発した、3DCG空間を体験するムービー『恐竜戯画』や建築物の中をミニチュアサイズになって駆け巡る『Farnsworth Coaster』。知育系のアプリで、リモコンを使用し、仮想空間で組立作業等を行う『STUDENT'S LAB』と『IDEAL LAB』、現実世界のオーロラのタイムラプスムービーを360度の動画で楽しめる『AURORA』、といったコンテンツが公開されていた。



ハードウェアとしての『IDEALENS K2』は非常に良好で、一度あの軽さとケーブルレスの環境に馴染んでしまうと、なかなか他のHMDに対して煩わしさが気になってしまってくるほどだ。ただ、実際の体験会では、ちょっとしたトラブル(HMD上のボタンが効かない、音が出なくなる<回線の問題かもだけど)がまだ多いのと、コンテンツも全部試したのだが、ほとんどがムービー、リモコン操作も空間にポインタ当ててクリックするだけというものだった。

そういった面では、非常に魅力的ではあるものの、価格と実際にどのようなコンテンツが出てくるのかといった点において、これから先行している他社にどう迫っていくか実に興味深い製品となっている。



 
 


■『IDEALENS』
 

公式サイト



 




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