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【イベント】自由が丘のダイニングバーでVR体験イベント「VR LOUNGE」が開催 仕掛け人であるORATTA代表の上杉氏に聞く反響と事業の展望

2016年06月23日 12時52分更新

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ORATTAは、VR体験イベント「VR LOUNGE」を期間限定で開催している。同イベントは、ORATTAが6月13日に設立した、VRなどの研究開発を行う子会社「ORATTA Techne」の第一弾事業。

本稿では、VR体験イベント「VR LOUNGE」の模様はもちろん、同イベントを立ち上げたORATTA 代表取締役 上杉健太郎氏のインタビューもお届け。
 
 

■自由が丘のダイニングバーで気軽にVR体験


「VR LOUNGE」は、東京都目黒区自由が丘に店を構える「BAL OTTO」の店内で実施された、期間限定のVR体験イベント。おしゃれな雑貨が並ぶカフェ、隠れ家レストランなど、若者のトレンドの発信地とも言うべき自由が丘で、最先端デバイスを体験できるのが魅力だ。また、当日は ORATTA スタッフも常駐しており、VRを体験したお客さんと談笑したり、遊び方をレクチャーしたりと、和やかな雰囲気が印象的だった。

当日は、ハイエンドのVRからお手軽スマホVR、仲間で楽しめるVRボードゲームなど様々なVR体験が楽しめた。ハイエンドからは、コントローラーが特徴のHTC Viveが設置されており、その中からミニゲームを集めた『The Lab』の「Longbow」が遊べた。



同作は、城に攻めてくる敵を弓矢で撃退していくシンプルなアクションゲーム。コントローラーをスリングショットに見立て、狙いを定めて片手を引っ張り、敵に目掛けて矢を放っていく。途中、盾を装備した敵も現れるが、周囲にある松明(たいまつ)に矢を近づけることで、火の矢で盾を燃やすことができる。そのほか、タル爆弾や油など敵を一撃に撃退する仕掛けもあり、バラエティに富んだ内容となっている。
 


▲なお、見事全面クリアーすると、お店のドリンクが1杯無料となる券が貰える。


また、ボードゲームファンの注目を集める「アニュビスの仮面」も遊べた。同作は、無料アプリを起動したスマホをVRゴーグルに装着し、ボードゲームのコマを使ってみんなで遊べる世界初のVRボードゲーム。
 


ゲームの目的は、プレイヤーがお互いに協力しながら迷路の地図を作り上げること。プレイヤーの一人がスマートフォンを装着したVRゴーグルをつけることで、まるで迷路の中に降り立ったかのような視界が360度広がる。そこから見えているものを分かりやすく仲間に伝え、仲間が地図を作っていくといったのが主な流れだ。時間は1分で隣の人に交代し、次のターンでは迷路の中の違う場所の視界が広がる。これを7回繰り返し、最終的に地図の入口から出口までを正確につなげることができればゲーム成功。当日は、初対面同士のお客さんでもゲームきっかけで意気投合し、和気あいあいとしながら楽しんでいた。

そのほか、Gear VRやGoogle Cardbord 系のスマホ VR コンテンツなど、手軽に遊べるスマホVRも多く設置されていた。バーカウンター近くに置いてあったほか、台数も多かったため来店者は特別待つことなくVRコンテンツを楽しめていた。
 



ちなみにスマホVRでは、ORATTAの代表作である『戦国アスカZERO』のVRコンテンツも試遊できた。VR の中でメインキャラの咲姫と城下町を散策し、資材を集めて町を発展させる、「VR LOUNGE」限定のゲームとなる。操作方法は、咲姫に視線を向けると自動的に歩いていくタイプ。また、胸などを凝視すると咲姫に怒られるなど、茶目っ気たっぷりなお決まりの演出も存在。



さて、ここからは、本イベントの仕掛け人でもあるORATTA 代表取締役の上杉健太郎氏のインタビューをお届け。

 

■自由が丘でVRイベントを開催 仕掛け人に聞く反響と事業の展望

 

ORATTA 代表取締役
上杉健太郎 氏

――:本日はよろしくお願いします。まずお聞きしたいのは、直近設立されたORATTA Techneについてです。VR などの研究開発を行う子会社として設立されましたが、こちらの経緯についてお伺いできればと思います。

じつはORATTA TechneというR&D(研究開発)子会社は、VRにとらわれず以前から構想としてありました。というのも、弊社のミッションはテクノロジー・ドリブンとして、既存の技術を用いて新しいものを創出し、その価値を色々な人に届けていく思想があります。

対して、次これが売れそうだから作ろうというマーケティング・ドリブンなる考え方もありますが、それだと自分たちがやらなくても、いずれは誰かがその市場に対してシェアを拡大していきます。ようするに、自分たちが居ないと生まれないものを作るという、テクノロジー・ドリブンな考え方を大切にしています。



――:なるほど。ということは、御社ではその考え方でいるのですね。

……と、思いたいのですが、結果としてマーケティング・ドリブンになってしまうことも多々あります(苦笑)。モバイルゲーム市場はボラティリティが高く、他社の「あの施策が良かったから」「売れたから」など経験則となる情報が非常に有益でした。そのため自然とマーケティングが重要となり、我々もそういうやり方を行っていました。

ですが、繰り返しになりますがテクノロジー・ドリブンな考え方ではないと、新しいものは生まれません。もっとその思想に舵を切ろうと考え、R&Dの子会社を立ち上げました。そこで出来た技術は、ORATTA本体のゲーム作りのノウハウとも合わせて、うまくコンテンツを創出できればと思っています。ORATTA Techneは、それらの技術を機能化していくのが存在意義です。

現在は、「VR LOUNGE」をはじめ、VRに関するアウトプットが増えていますが、それ以外にもブラウザでネイティブライクなゲームを作る研究も進めています。ゲームとして、今後メインストリームになるであろうという技術をORATTA Techneではキャッチアップしていきます。



――:現在はVR事業に色濃く注いでいるという形ですね。ちなみに、事業としてイベント開催を先に行ったのは、上杉さんご自身、“早くにVRを体験してもらいたい”という思いがあったからでしょうか。

はい。たとえば、弊社のエンジニアブログ(関連サイト)でVRをゲリラ的に体験してもらった記事があります。花見シーズンの駒沢公園に行って、花見客にGear VRを体験してもらったのですが、そもそもみなさんVRの存在自体を知らない方ばかりでした

アーリーアダプターは、VRに対して意欲的な姿勢を見せるのですが、それ以外の方々はVRという言葉や存在そのもの知らないので、触れてもらうきっかけすらないことを知ったのです。そこで、まずはVRという体験を知ってもらうために、イベントの開催を先行して行いました。



――:そこで場所が自由が丘なのですね。個人的なイメージですが、あまり最先端デバイスに対して、いち早く情報を収集しようという方々が集まる街ではない印象ですので。実際に訪れた方のリアクションはいかがですか。

外の看板を見て何気なく入ってきた方たちは、HTC Viveの体験には驚いていました。気軽に体験できるスマホVRは、ちょっとした臨場感でも楽しんでもらえましたね。なかでも特徴的なのは、VRボードゲームの「アニュビスの仮面」です。ボードゲームのため、どうしても複数で遊ぶゲームなのですが、みなさん知らない人同士でも嫌な顔ひとつせずに、すごく盛り上がっていました。こういう社交性の高いところを見ると、自由が丘ならではの土地柄を感じますし、新たな発見でもありました。


――:VRはひとりで黙々と遊ぶ印象もありましたので、そういう意味では「アニュビスの仮面」はソーシャルVRの可能性を見出しているのかなと思います。

いまVRゲームを開発していくなかで、端末がどれだけ普及するかで当然事業性も変わってくると思います。「VRゲームはヘビーユーザーが遊ぶ」というものではなく、もっと一般の人たちに触れてもらうように、我々もコンテンツ作りに励んでいきたいと思います。


――:ちなみに開発状況はいかがですか。
 

現在はVRゲームを手掛けています。間もなくプロトタイプが一本完成するのですが、やはり今までとゲームの作り方が違うので苦労している部分はあります。VR開発環境はスピーディーに整えることが出来たのですが、企画が今までの作り方とは全く変わってくるので試行錯誤を繰り返している状況です。


――:分かりました。それでは、最後に今後の展望について教えてください。

まずはゲームに限らず、VRコンテンツを作り続けて技術的な積み上げを行っていきたいと思います。自社コンテンツも手掛けていきますが、それをやりながらソリューション系のビジネスとしてVRを活用したコンテンツ作りにも力を入れていきます。なんでもやりますので、ぜひお声がけください(笑)。


――:本日はありがとうございました。


ダイニングバーで友人たちと語り合いながら、気軽にVR体験できるイベントは、6月26日(日)がラスト
 

vol3(vol1,2は終了)
日程:6/26(日) 12:00~17:00
場所:BAL OTTO 自由が丘
入店:どなたでも可能
※13歳未満の方のVR機器使用はできません
費用:無料(店内での飲食費は別途)

BAL OTTO
Address: 東京都目黒区自由が丘 2-11-3 2F
Tel: 03-5731-9399
 
(取材・文:編集部  原孝則)


■VR LOUNGE
 

公式サイト




© 2016 ORATTA Techne, Inc. © 2016 ORATTA, Inc.




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