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【TVS】まるでUFO…!? 世界の街中で安全かつ楽しく飛ばせる唯一のドローンとは

2016年07月01日 22時23分更新

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gumi<3903>の100%出資子会社であるTokyo VR Startupsは、6月29日、VRに特化したインキュベーションプログラム「Tokyo VR Startups」(TVS)において、参加企業の最終発表の場として「Demo Day」を開催した。

当日は、参加企業5社による各社プロダクトのプレゼンテーション/デモなどが行われ、国内外から150名近くの投資家・企業が参加した。各社は2016年1月~6月までの6ヵ月間のプログラムを通じて、VRプロダクト・サービスのプロトタイプ開発を行い、その発表の場が「Demo Day」となる。

本稿では、VRコンテンツとは少し毛色は違うが、新しいドローン開発に挑戦する株式会社IcARusのプレゼン模様を取材。

【関連記事】
「日本発で世界に通用する5社が出てきた」…Tokyo VR Startups参加企業が手掛ける新機軸のVRコンテンツ 最終プレゼン会を取材


 

■世界の街中で安全かつ楽しく飛ばせる唯一のドローン



登壇したのは、株式会社IcARus代表の村下熙氏。若干22歳の村下氏は、東京大学を3年生のときに休学し、2016年起業。在学中は、JAXAの無人機部門でドローンのソフトウェアの開発や、東京大学院発のVRベンチャーでVRアプリケーションの開発にも携わった。現在は、マイクロソフトやソニー・コンピューター・エンターテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)でエンジニアとして活躍していたメンバーと新型ドローンの開発に従事している。

そもそもドローンとは、複数枚のプロペラを持ち、安定した飛行と小回りがきく操縦を可能とした無人航空機。カメラを用いた空撮はもちろん、荷物なども運べるのが特徴だ。ドローン市場も急激に拡大しており、2020年には1兆円規模の市場になると予想されている。
 

では、具体的にドローンはどのような場所で活躍しているのか。

代表的なのは前述したように空撮、このほか農薬散布やダム・橋など人間が行けないようなところの測量が挙げられる。しかし、なかなか街中でドローンが活用しているところは見ない。これについて村下氏は、3つの理由を挙げた。

1.危険
2.航空法による規制(200g以上は自由に飛ばせない)
3.使いにくい


何よりドローンは人間にとって危険なハードウェアだ。その危険さゆえに、飛行に厳しい規制をかせているほか、産業よりに重点が置かれているため、人間に特化した操作性が備えておらず、使いにくくなっているという。
 

▲プレゼンでは、ドローンのプロペラがいかに危険なのかを、野菜のなかでも比較的固いニンジンを使って、プロペラのなかに投入した映像を公開。ものの見事にキレッキレである。

そこで村下氏は、街中で飛ばすために、絶対に必要な3つの要素を挙げた。

1.安全性
2.法律遵守(200g以下)
3.使いやすさ


残念ながらこの3つを備えたドローンは存在しない。しかし、村下氏率いる株式会社IcARusは、わずか半年間でこの機能を全て実装したドローンを開発した。同氏の「お見せします!」の一声で突如現れたのは、円盤型のドローン…!?
 



その名は「ELFLY(エルフライ)」。

「極めて安全なドローン」と語るように、プロペラが接触しないように網状、かつ突起部分を無くすため円盤状となり、ぶつかっても怪我しないデザインとなっている。また、木などの障害物に当たっても引っかかる心配も無いという。加えて、200g以下もクリアして、街中でも自由に飛ばすことができる。
 

そして、「ELFLY」では360度カメラも搭載しており、これが既存の360度カメラの問題も解決できるという。


▲たとえば、一部の360度カメラはシャッターボタンを押すタイミングで、本来写したくない撮影者の手や顔が大きく写り込んでしまうことがある。そういう意味では、「ELFLY」は完璧な360度動画/写真を撮影できるという。

村下氏の理想は、結婚式や飲み会、花見などの友人・知人が集まる場所にて、全員の表情をワンタップで簡単に撮影してほしいとのこと。場所を選ばず、「安全かつ楽しく飛ばせる唯一のドローン」と言葉を添えた。
 

▲このほか「ELFLY」では、空の映像をヘッドマウントディスプレイに転送したり、報道現場ではこれ1台で撮影全てを行えるなど、多様な使い方が期待される。

「ELFLY」は、2016年9月上旬にクラウドファンディング「KICK STARTER」で開始。「達成すれば、今年度中にお手元に届きます」と村下氏。なお、2017年には「ELFLY」専用のプラットフォームもオープン予定という。「iPhoneというスマートフォン市場があったように、スマートドローンという新しい市場を築いていきます。我々のミッションは革新的なドローンを開発して人々の暮らしを変えていくことです」と力強い言葉でプレゼンを終えた。
 


会場では、実際に「ELFLY」を手に取ってみた。
 

▲「iPhone6S Plus」が192gと考えるとかなり軽量だ
 
UFOのようなドローンで、非常に軽量な機体だ。安全性も重視し、機体を飛ばす羽が身体に触れないように本体の周囲をプラスチックで覆い非常に安心な作りになっていた。また上下部にそれぞれカメラを内蔵しており、360度撮影が可能。なお、価格は5万円前後予定しているという。ちなみに飛行中は、他のドローン同様に大きな音が鳴っていたが、ここの騒音部分に関しても解消するよう進めているとのこと。
 
(取材・文:編集部  原孝則)
(取材・撮影:編集部  和田和也)
 


 




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