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【レポート】フジテレビとグリーが「F×G VR WORKS」VR体験記者発表会を開催…両社が語るVRコンテンツについての展望とは

2016年07月01日 11時32分更新

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フジテレビジョンとグリーは、6月30日、フジテレビ本社屋 オフィスタワー マルチシアターにて、コンテンツ制作・配信、プラットフォーム構築など、VRに関する創出プロジェクト「F×G VR WORKS」によるVR体験記者発表会を開催した。
 
「F×G VR WORKS」VR体験記者発表会は、フジテレビおよびグリーのVR共同プロジェクト「F×G VR WORKS」創設発表以降の双方によるVRコンテンツ制作の取り組みや、今後のVR市場における本プロジェクトの展望を紹介する目的で開催されたもの。今回は、本イベントで発表された内容や、実際に体験できたVRデモコンテンツの様子をお届けしていく。
 

■業界史上初! 100名がVRコンテンツを同時体験!? 
 


 
イベントのオープニングでは、永島優美フジテレビアナウンサーと「疑似デート」を体験できるVRコンテンツ「永島優美アナのヴァーチャルお忍びデート」を、VR関連媒体社ならびに業界関係者ら約100名の来場者が、ヘッドマウントディスプレイを使って一斉に視聴した。今回、フジテレビとグリーが取り組んだ、無線制御によるヘッドマウントディスプレイ100台のVRコンテンツ同時視聴体験の提供は、業界史上初の試みとなる。なお、本イベントで使用された動画は、下記のページから360℃映像して視聴可能。
 
【360度動画】永島優美アナのヴァーチャルお忍びデート

※VRコンテンツのヘッドマウントディスプレイ100台同時制御は、EJE協力のもと開発。
 

▲司会を務めた、フジテレビの三宅正治アナウンサー(写真左)と、永島優美アナウンサー(写真右)。
 
その後、フジテレビ 常務取締役の大多亮氏、グリー 代表取締役会長兼社長の田中良和氏が登壇。両名は、今回の取り組みが発足した経緯や理由について、下記のようにコメントした。
 

▲フジテレビ 常務取締役の大多亮氏。
 
大多氏「実は私自身、最初はVRの時代は来ないと思っていました。ところが、実際にVRを体験させていただいたところ、映像力と没入感の凄さに驚愕したというのが正直なところです。それと同時に、ビジネス的な広がりや、VRで使用するコンテンツ(映像)に関してチャンスを逃すわけにはいかないと大きく感じました。フジテレビとしては、エンターテインメント、スポーツ、報道、あらゆる映像を作ってきた強みを活かして、VRにおけるコンテンツファクトリーになりたいという想いから、グリーと協業することによって日本のVRを代表するプラットフォームであり、ストアになりたいという夢を持って本日を迎えました」
 

▲グリー 代表取締役会長兼社長の田中良和氏。
 
田中氏「Windows95が発売されて約20年、スマートフォンが誕生して約10年、次の新しいプラットフォームがVRであると思っています。今回、VRというテーマにおいて、コンテンツの中身がより総合的なものが求められると思っており、我々1社だけでは厳しいと感じたので、一緒にやりましょうとフジテレビにお声がけをし、今回の発表に至りました。私自身、今、市場に出ているVRのハードウェアを見たときに今までとは違う新しい流れが来ていると感じ、こういうときに誰よりも早く参入して新しいビジネスを作っていくことが自分たちの使命だと思っております」
 
続いて、フジテレビ コンテンツ事業局長の山口真氏が登壇し、今後の「F×G VR WORKS」の戦略やビジョンについて語った。山口氏は、2020年にはVRの市場規模が7兆3500万円にまで膨らむと予測されていることや、互いに最高の補完関係が築けること、始めのうちは製作受託が主力になるであろうことなどを説明。事実、「F×G VR WORKS」を発表して以来、既にVR事業に関しての発注や問い合わせが入っているという。


▲フジテレビ コンテンツ事業局長の山口真氏。
 



 
また山口氏は、今後、レギュラーでVRの報道番組を配信するサービスを展開する予定であることを発表した。番組内では、記者が取材した絶景スポットや、会見場、災害現場の様子など、報道最前線の現場をVRで紹介していくとのこと。
 
その後、スポーツジャーナリストの前園真聖さん、AMF代表取締役の椎木里佳さんらが登壇し、本記者発表会に向け制作した各種VRコンテンツを実際に体験した。
 

▲スポーツジャーナリストの前園真聖さん。


▲AMF代表取締役の椎木里佳さん。



▲椎木さんは、「震災遺構」として保存が決まった宮城県南三陸町の高野会館の5年間を取材した記録を360℃映像で綴る「私はこの場所で被災した」を視聴。
 
VR体験を終えた椎木さんは、「実際に被災地の様子、津波がこれほど高いところまで来ていたんだということをリアルに体感することができました」と語った。
 


▲続いて、VR体験は初めてだという前園さんは、バレーボールの試合をベースに作成した、VR空間で見るスポーツ観戦の新しい姿とスポーツコンテンツの持つ新たな可能性を体感できる「マルチスクリーンスポーツ ソーシャルルーム」を体験。
 
「マルチスクリーンスポーツ ソーシャルルーム」では、巨大スクリーンが用意されたVR空間で複数人がスポーツ観戦を楽しむことができるという。体験中も終始感動していた様子の前園さんは、「これだけの大画面を家で用意するのは難しいですし、何より臨場感が凄かったです」とコメントした。
 


▲机の上にあるリモコンを掴んでテレビを付けたり、応援グッズを使いながら観戦したり、点が入った際に桜吹雪が舞うなど、より盛り上がれる空間が用意されていた。
 
また、質疑応答で事業としての期待値や売上高の見込みを問われた山口氏は、「ひとつだけ言えるのは、先ほど申し上げた通り、製作を受託できるニーズが多くあるのではと考えておりますので、それなりにまとまった金額の黒字が今年度から見込めるのではないか」と自信を覗かせた。さらに、将来的にはプラットフォーマ―として自分たちでリスクをかけて事業をできるステージに上がれることを期待しているとのこと。
 
そのほか、大多氏はテレビとの住み分けについて「例えば、映画が普及したときにいち早く参戦したように、フジテレビは新しいことをやるというブランドイメージを構築することが大事だと考えております。同時に、面白いものを作る力が落ちること、製作力の低下を最も恐れておりますので、そういう意味では、こういったところで得られる経験がリアルタイムの番組を作る際にも反映されると信じてやっております」と展望を語ってイベントの締めとした。
 
 
【VRデモ体験ブース】
最後に、発表会後に体験できたVRデモ体験ブースの様子をご紹介していく。
 
■記者発表用 F×G VR WORKS 紹介VR「永島優美アナのヴァーチャルお忍びデート」
 
本コンテンツでは、永島優美アナウンサーとの”疑似デート”を体験する中で、VR空間が繰り広げる映像表現の素晴らしさや、水族館の360℃VRの実写、VRゲームコンテンツの紹介など、VRという映像手法が秘める可能性を多角的に捉え、魅力を紹介している。
 
■スポーツ×VR「マルチスクリーンスポーツ ソーシャルルーム」
 
これまで分割されていたメインスクリーンであるテレビとスマートフォンなどのセカンドスクリーンをVR空間を活用して1スクリーンで表示することで、よりリッチな視聴環境を作るとともに、遠隔地の友人などと共通のVR空間の中で視聴を共有し、”友達と盛り上がる”といったスポーツを一層楽しむための環境を提案する。
 
また今後は、サッカー、野球、バスケットボール、ゴルフ、陸上競技への展開も合わせ、VR空間で見るスポーツ観戦の新しい姿とスポーツコンテンツの持つ新たな可能性を体感できる。
 



■不動産×VR「VR内覧&家具レイアウトシミュレーター」
 
不動産事業者による遠方や竣工前の物件の営業に際し、VR空間上を歩き内覧できるだけでなく、家具の配置をシミュレーションする機能により、部屋の大きさに合わせた最適なサイズ・デザインの家具を提案しやすくすることで、トータル提案をサポートするツールとして活用できる。
 
※本コンテンツは三菱地所、カッシーナ・イクスシー協力のもと一部機能をデモ版として制作している。
 


■ジャーナリズム×VR「私はこの場所で被災した」
 
東日本大震災から5年。未曾有の大津波から327人もの人々を守り、「震災遺構」として保存の方針が決まった宮城県南三陸町の高野会館。その5年間を取材し続けてきたフジテレビ記者案内のもと、当時のアーカイブ写真や映像を交えながら、震災の記憶を360℃映像で綴る。
 
制作協力:スポットライト



 
■観光×VR「Don’t you Know MARUNOUCHI?」
 
日本の玄関口・東京駅と皇居の間に位置し、日本の政治・経済・文化の中心として発展し続ける東京・丸の内。世界的なビジネスセンターという一面だけでなく、約900のショップ・レストラン、文化施設など多くの観光スポットを有する丸の内の魅力を世界に発信すべく、立ち並ぶ店舗をポップアップ形式で紹介するなど散策形式の360℃映像をナレーションを交えて紹介。
 
※本コンテンツは三菱地所が出展する2016年7月15日~7月18日に開催される台湾最大級の日本観光・文化エキスポ「Touch The Japan」において、英語版、中国語版の展示を予定している。
 
制作協力:LIFE STYLE
 
■タイムトリップビュー×VR
 
『タイムトリップビュー』とは、タブレットやスマート丼を通じて、時代を超えてその土地ならではの景色を蘇らせる新しいサービス。日本橋では、江戸時代の木でできた橋や魚市場の賑わう様子、明治時代のガス灯がきらめく町並みや路面電車が走る姿など、現代では決して見ることのできない風景が360℃パノラマムービーで蘇る。



 
◇F×G VR WORKS 概要
「F×G VR WORKS」は、2016年5月に、フジテレビとグリーによるVR領域における業務提携により生まれた共同プロジェクト。フジテレビが持つ企画・キャスティング力と映像コンテンツ制作力、グリーが持つVRコンテンツ開発力と、Web・アプリ開発力を結集することで、良質なVRコンテンツを製作提供する体制を構築し、VRならではの良質なコンテンツを増やし利用者の体験機会を創出する。
 
 
(取材・文:編集部 山岡広樹)

公式サイト





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