東京ゲームショウ2016(TGS2016)、トビー・テクノロジー、アイトラッキングに関するVRイベント記事

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【TGS2016】トビー・テクノロジーブース、ALIENWARE実機でのデモプレイとVRでの視線ロックオン体験が可能

2016年09月17日 16時45分更新

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15日から18日にかけて開催されるTGS2016。「VR元年」とも言われる今回のTGSには、昨年にも増してVR展示が充実している。そんな中、アイトラッキング技術分野において世界トップ「トビー・テクノロジー」のブースで視線追従を体験してきた。

アイトラッキングを元にマーケティングや各種分析分野においてリードするトビー・テクノロジーは、直感的なインターフェースでももちろん業界をリードする。特にアイトラッキング分野では世界シェアNo.1を誇り、マーケティングのみならず医療や物流、そしてゲーム業界と、次世代の入力法・操作法についてのブレイクスルー的なソリューションを展開し続ける企業だ。

今回のTGS2016では、MSiやALIENWAREのマシンに埋め込まれたアイトラッカーを展示。オンラインFPS『DIVISION』などでの実機VRプレイも可能。ALIENWAREのマシンは発売日が迫っている事もあり、TGS2016開催直前に手元に届いたというほど切羽詰まった状況の中で実機プレイできる状態となっていた。



その視線入力・視線追跡型VR体験を可能とする「tobii eyeX」だが、短いキャリブレーションを終えれば即座に楽しめるもの。ALIENWAREのマシンでデモを体験できるとあって、プレイを望む人々が集まってくる。実際視線入力の操作感はかなり楽しく、体験した事が無ければそれは新しい驚きとなって自分に返ってくるだろう。

マシンから離れると認識が消えて、デモの内部でキャラが「どこに行ったのか?」と騒ぎ出すところなど、どれだけ正確にこちらの「視線」を認証できているか分かる。隕石を撃ち落とすミニゲームでは、隕石を視線でロックオン。この動きは驚くほど自然で、ラグなども感じない。




丁度ALIENWAREのロゴの下部にIS4が埋め込まれていて、この認証は「角膜反射法」で行われる。LEDから近赤外線が出て瞳孔を捉え、眼球の場所と向きをチェック。カメラが瞳孔の様子を捉えて眼球の運動をアルゴリズムで計算するのだ。







トビーは元々福祉機器から出ているので、この辺りの技術はトップ。まだまだ今後各分野に展開する事を考えている。例えば自動運転のアシストや、医師が手術時にモニタを見る事で情報が表示されるなど、「視る」事に関して用途は無限に広がっている。VRに関しても今後起き上がる多くの技術にプラスして、アイトラッキングは用いられるのだ。

FPSであれば、普段キーボードとマウスで照準を合わせる部分を視線で行う事が可能となるために、スムーズ・シームレスに敵を容易に撃破できて『DIVISION』『アサシンクリード』などで楽しめる。

細かい操作が不要というのは非常に大きく、FPSの経験が少なく苦手とする人間にも大歓迎。移動場所についても「目的地A」に視線を送り移動のコマンドを入力すれば、そこへダッシュするのだ。これは普段FPSを楽しむユーザーにも好評で、危機も感覚的に回避できるのだという。



また、通常ゲーム画面上に配置された邪魔な各種パラメーターも、アイトラッキング技術で解消。普段は消えていて、そこに視線を向けるだけで浮かび上がってくるため邪魔にならないよう考えられている。VRではHMDの内側に取り付けられた同社の製品によって動作するので、OculusでもVIVEでも取り付けは可能。基本的にプラットフォームは選ばない。



近々発売が噂される(今月末から来月頭という噂も)ALIENWAREのものはどこに入っているか分かりづらいが、これは派手なLEDランプにより「視線が泳ぐ」事を防ぐもの。アイトラッキング分野で実績と分析を続けてきたtobiiだからこそ、様々な情報から判断、実装してきた結果だ。

FPSのみならず、VRゲームでも医療関係でも、今後の大きな展開・発展が望める……いや確実視されるだけに、TGS2016に行けない、時間が合わない方は、秋葉原や名古屋の「G-TUNE」に常設してある「tobii eyeX」を体験してみるといいだろう。
 
(取材・文:ライター  平工泰久)
 
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