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【イベントレポート】PS4ProとPS4の性能比較 センスオブプレゼンス高める更なる可能性とは…「VR Tech Tokyo#4」レポートその3

2016年11月18日 12時55分更新

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11月10日、VR関連の開発者向けLT型勉強会「VR Tech Tokyo #4」が東京・渋谷のGMOペパボで開催された。その中のセッションで、ソニーインタラクティブエンターテイメント(以下、SIE)の秋山 賢成氏が登壇。PlayStationVR(以下、PSVR)や、PlayStation4 Pro(以下、PS4Pro)が発売された事もあり、ローンチ後の状況が気になる皆様も多いのではないだろうか。

本稿では

・PSVR発売の反響
・VRのこれからはどうなのか
- PS4ProとPS VR
・データから考える今後取るべくアクションとは


という3つのアジェンダを踏まえ、今回のセッションで明かされた、ユーザーからの反響や、制作で苦労したところや課題など、データを使いながら語ってくれたその内容をお届けする。今回はその第3回目。


■更に上の表現を目指すためのPS4Pro、通常のPS4との性能差は?
 

おりしもPS4Proの発売日と「VR Tech Tokyo #4」の開催日は同じ11月10日だった。PS4ProのGPUの能力は、PS4に比べて大幅に強化され理論上の演算性能は2倍以上になっている。
 
PS4Pro PS4
メインプロセッサーSingle-chip custom processor メインプロセッサーSingle-chip custom processor
CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores
GPU : 4.20 TFLOPS, AMD Radeon™ based graphics engine GPU : 1.84 TFLOPS, AMD Radeon™ based graphics engine
メモリGDDR5 8GB メモリGDDR5 8GB
AV出力HDMI®出力端子(4K/HDR出力対応) AV出力HDMI®出力端子(HDR出力対応)
▲スペックだけを見るとGPUの性能が2倍以上になっていることがわかる。またHDMIは4K出力に対応した。

そんなPS4Proの魅力を秋山氏が紹介してくれた。
 

まずはUNITYでの比較。評価軸はフレームレートにしたものだ。通常のPlayStation4(以下、PS4)でGPU負荷を図った時に、8.3ms以内に描画を処理することができず120FPSに到達することができなかったという。
 

一方でPS4Proでは、8.3ms以内の描画が可能になった。これはPS4ProでGPUの性能が大きく向上したことによるもの。より具体的な数値として、UNITYのデモでPS4では12,873msの処理だったものが、PS4Proだと7msと、速度が44.5%も向上している。もちろん、この値は描画の内容等の状況に依存するため、すべてのタイトルにおいて保証するものではないが、「もっと上がるタイトルもあるだろう」と見解を示した。
 

アンリアルエンジンでも比較を行っている。これはRealistic Rendering Demo(リアリスティック レンダリング デモ)を用いて、フレームレートを60FPSで固定。解像度で比較したものだ。
 

▲左が100%、右が140%。メインの絵柄は図の右側にある円の左側部分をアップしたもの

中心に近づくにつれディテールががぼけておらず、解像度を上げるとVRの中心がすごく綺麗になったとのこと。
 

続いては性能の話。解像度を140%(2688x1512)にした際のフレームレートの比較だ。PS4では21.28msと60FPSである16.6msに間に合わず、レギュレーションから外れてしまう状態に。

ではPS4Proではどうだろう。試してみた結果として140%の解像度(2688x1512)でも60FPSに到達するようになったという。
 

更に解像度が100%(1920x1080)の場合、PS4でも60FPS(16.6ms)内に収まっているが、PS4Proでは8.43msというスコアになった。これは120FPSである8.3msまであと少しという結果だ。120FPSの出力をすることができると体験も大きく変わるという。
 

従来のPS4では、解像度を上げ140%(2688x1512)で描画したい場合、フレームレートを維持するために反射やシャドウ、テンポラルAAなどの品質などを下げて、GPUの処理負荷を稼がなければいけなかった。

だが、PS4Proではそういった必要もなく、今まで解像度のために犠牲にしてきた事を取り戻せすことができるとのこと。更に、60FPSから120FPSにリプロジェクションという処理を行っていたゲームでも、制作の方法次第では、120FPSで体験できる可能性を秘めていると強くアピールした。

<続く>
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