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【360Channel】人の表情を即座に反映するVRコミュニケーション『FACE』発表会の様子をお届け…プロジェクトはコロプラ新卒が主導

2017年05月29日 15時01分更新

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コロプラの100%子会社である360Channelは、プレイヤーの表情をアバターにリアルタイムで反映させる技術を用いた新たなVRコミュニーケーションシステム『FACE』のメディア向け発表会を東京都内で開催した。

本稿では、その体験会をの内容をお伝えする。
 
▲コロプラと360Channelの馬場功淳社長、今回の研究は大きな成果だと強調

まずはコロプラ・360Channelの馬場社長が登壇し、挨拶とともに今回の取り組みについて説明を行った。開発の理由として、以前よりコロプラグループはVR領域に関して興味を持っており、ゲームの制作、動画配信サービスや投資を行っていることを紹介した。

VRという領域ではゲームはもちろん、それ以外の要素で一番大きな領域としてコミュニーケーションでの利用を考えていたのだという。それを象徴するかのようにFACEBOOKやMicrosoftといったビックプレイヤーの参入に触れ、その考えは間違っていなかったと振り返る。

コロプラはVRの取り組みに関して、同社では出来ない内容に関しては投資を行っている。現在、コロプラのファンドは100億円規模で、投資を行った会社は40社にも登っている。

その中の世界の優れた技術を見て組み合わせることで、新たなシステムができると閃いたのが今回の研究の発端だ。

視線を追跡するVR HMDの「FOVE」、表情をトラッキングする「Binary VR」、表情を表現する「Holotech Studios」、この3つの技術を持ち寄って360Channelがコーディネートし、『FACE』を制作した。

コミュニケーションの重要な要素は"空気感"、"表情"、”目線”であり、"音声"、"身振り手振り"といった全てを内包したシステムは今まで発表された中では見たことがないと馬場社長は続ける。FACEBOOKの感情表現はボタン操作であることを挙げ、自動では行うことができないと比較した。

また今回、一番大事な事としてアピールしたのは、『FACE』の技術全てが民生品を利用して製作を行ったことだ。VRに携わる人が夢見ていたシステム、それがあるのは、「今ここだけだ」と強調した。

更に驚くべき発表として、研究プロジェクトに携わっているのは、全てコロプラの新卒だという。『FACE』のプロジェクトマネージャー澤木氏はコロプラに入社し、新卒研修終了後に、アサインされている。

馬場社長は、新卒を通しての今回のような試みを行うことも目標で、大きな成果にもなったと評価した。

気になる今後の事業化に関しては、技術が追いついていないこともあり、今すぐ製品を作って商品化するということは考えていないと説明。ただ今回グローバル規模での発表を行うにあたって、反応を見ながらどうしていくか考えていくとのことだ。
 
▲360Channel プロジェクトマネージャー 澤木 一晃 氏。開発段階ではあるものの、他社にも利用して欲しいとアピール。VRディスプレイをかぶった状態で表情と視線をトラックする分析ツールなど、今後の可能性を挙げた。
 
▲視線追跡型VRヘッドセットを開発するFOVEの小島由香社長。
FACEBOOKやGOOGLEが視線追跡会社を買収したことに触れ、アイトラッキング重要性が高まると説明。現状のアイトラッキングは、UIの操作や視線外のレンダリング処理の軽減など利便性に使用されていると状況を説明。但し、会社を始めた時には、視線を使ったコミュニケーションに対しての欲があったようだ。視線追跡の真価は感情表現にあるのではと説明する。今回の『FACE』でコミュニケーションの新天地を見て欲しいアピールした。


 
■トークセッション
 

▲360Channel 経営企画・プロデューサー 中島健登氏

発表会では、360Channelの経営企画・プロデューサー 中島健登氏をモデレーターに、同社のプロジェクトマネージャー 澤木氏とFOVEの小島氏のトークセッションと質疑応答が行われた。

トークセッションではまず、『FACE』の体験について「今まで人間が体験した感覚を想起させるVRコンテンツはあまりなかったが、『FACE』はときめきを感じた。」と小島氏が語った。​体験の際に澤木氏が美少女アバターを纏ってはにかんだ姿や、目をそらす様にはグッとくるものがあったようだ。
 

美少女化することでポジティブな先入観が生まれたことも特徴として挙げていた。人は人間の特徴を捉えてデフォルメをするが、アバターのデフォルメ化された特徴が、その人自身の内在しているものを見つけ出そうとするようになったとのことだ。

「FACEの機能に追加したいものは?」という問いに対して、澤木氏は「ボディランゲージは絶対にしたいと思った」と胸の内を明かした。写真を撮る際には皆ピースするなどのポーズがあるが、これを簡単に表現することで、没入感が高まり、会議や旅行ができるようになるのではと先の展望を見据えた。
 

一方で小島氏は、FOVEでもボディランゲージは取り入れたいとのこと。手が認識されればいいと当初は思っていたが、同社のCTOからは、人間は肩のあたりがどう動くかが重要だという話しがあったという。今後コミュニケーションを行う上でボディランゲージは外せないだろうと述べた。

最後のお題として、『FACE』は今後何に使えそうかという質問だ。小島氏はミーティングはもちろんのこと、リアクションが読めるようになったことでVR空間でブレストはできるようになるのではと期待を膨らませた。

VR空間で2次元の嫁といかにナチュラルに会話できるか、今回の研究によって初めてプレイヤー側が自分の感情を表現できる場になるのではないかと明かした。

次に澤木氏だ。VRの中でアバターを使った番組製作を考えているという。FACEトラッキングが当たり前になると、見ている場所や、どういった感情であるかを自動取得し、コンテンツの評価を「ユーザーの操作なしでできるのではないか」と語った。

質疑応答では、リリース時期についての質問があったが、現状は研究段階だとし、デバイスの状況次第とのこと。また『FACE』の定義については、"VR空間上で目、まばたき、表情を取ってアバターに表現するもの"という総称としているとのこと。

更に今後は同じ空間上で4体のアバターを動かせることを目標にしていると意気込みを見せた。
 

▲白色が特徴的な視線追跡型VRヘッドセット「FOVE」と「BinaryVR」
 

▲体験会では、実際に複数のプレイヤーとVR空間上でアバターを使ったコミュニケーションが可能だった。プレイヤーが頬を膨らませれば、アバターにも即座に反映された。3人で集まって自撮りする瞬間、その濃度は非常に濃いものだった。
 

公式サイト

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