DeNA TechCon 2017、ディー・エヌ・エー(DeNA)、Viveに関するVRインタビュー記事

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【DeNA TechCon 2017】読書の形を極限まで”楽”にした「VR本屋」ブースを出展…開発者の根岸匠氏にVRならではの魅力を伺ってきた

2017年02月17日 10時27分更新

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ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、2月10日、渋谷ヒカリエにて、技術者向けの大規模イベント「DeNA Technology Conference 2017」を開催した。

本イベントは、「多岐にわたるDeNAの技術的チャレンジに焦点を当て、広く世に公開することで、技術進歩・進化に役立つこと」を目的に、2016年より同社が技術者向けに主催している。第2回となる2017年は、ゲームなど既存の事業におけるチャレンジのみならず、人工知能(AI)など今後注力をしていく分野を含め、ゲストスピーカーやDeNAのエンジニアが5つのステージ・31のセッションで公演を行う。

本稿では、本イベントにてブースを出展していた「VR本屋」の開発者である、根岸匠氏に開発の経緯や出展の意図について伺ってきたので、その内容をお届けしていく。
 
サムライハーフ©浅岡しゅく/DeNA

今回、会場で体験できた「VR本屋」はHTCのVive向けに制作されたソフトで、今のところリリースの予定はないとのことだが、「マンガボックス」の作品をVR空間で自由に閲覧可能にしたものである。本のページを進める・戻す操作が、コントローラーのタッチパネルをスワイプするだけと非常に簡単で、本を空間に固定できるため、自分が読みやすいポイントや態勢で読書を楽しむことができるのが最大の魅力となっている。
 


 
【VR本屋の詳細を紹介した動画はこちら】

 
 

現実+αをカギとする根岸氏のVR世界に迫る

 
――:「VR本屋」開発のきっかけを教えてください。
 
企画の始まりは「自分が楽に本を読みたかった」というところにあります。3~4年ほどVRアプリを開発した経験の中から、今回は読書という行為をVRで再現することによって、現実+αの価値を生み出せるのではないかと考えました。
 
――:どういった体験ができるのでしょうか。
 
仮想空間内に点在している本を自ら移動して取りに行くことで読書が楽しめます。本を「めくる」という馴染み深い行為がリアルに再現されているので、電子書籍と異なり、見開きの表現やインパクトを実物と同じように表せているのがポイントとなります。
 
零 影巫女©天樹 征丸 , hakus
 
――:他にこだわった部分はございますか?
 
画面を空間に固定できるようにしたのは自分でもこだわったポイントで、VRならではの部分になります。現実では、仰向けの楽な態勢で本を読もうと思っても、長時間、本を見やすい位置に固定することで腕が疲れてしまいますよね。そこで、電子データに空間を与え、固定することで問題点の解消を試みました。
 
腕を使わずに本を読めるという点は、本日、体験された方々にも好評です。体験する前は、VRで本を読むという行為に懐疑的な方もおられたのですが、実際に体験してVRならではの良さや便利さを知っていただくことで好感を得られました。
 

 
――:最後に、今後の展望をお願いします。
 
現実で自分が面倒だと思う問題点の中には、VRを使うことで上手く補えるポイントがあります。私自身、VRの可能性を信じており、VRには現実+αの価値を生み出せる可能性があると考えておりますので、現実の問題点をVRで解決するソフトウェアが増えると嬉しいですね。
 
「VR本屋」についてはあくまで根岸個人のプロジェクトですが、動画投稿を通じて小さいながらも国内外で反響があり、ある程度の感触を得ています。現状は最小限の構成で、まだ+αのアイディアはいくつもありますので、それらの開発を含め今後も継続して開発をしていきたいですね。また自分のアプリを通じてVRに可能性を感じていただき、業界の内外を問わず、VRを共に発展させていく仲間が増えればいいなと思っております。

 
――:本日はありがとうございました。
 
 
(取材・文 編集部:山岡広樹)



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