東大発ベンチャーのH2L、筋肉の動きを検出する「FIRST VR」の開発者サイトをオープン
2018年04月18日 15時54分更新
東大発ベンチャーのH2Lは、腕に巻くだけで直感的にVR/AR体験を提供するデバイスFIRST VRの開発者用サイトをオープン、FirstVR専用アプリ開発のためのSDK(alpha版)をサイト内にて無料で公開するサービスを開始した。
開発者専用サイトへはFirstVRの公式サイトからアクセスできるようになっており、ディベロッパー登録の後サイト内にてSDKを無料でダウンロードできる。
【FirstVR開発者用SDK(alpha版)について】
Unity(C#)用のSDKにはBluetooth接続からキャリブレーション、ジェスチャ認識などのクラスを取り揃えている。サンプルプロジェクトも内包されている。ディベロッパー登録すると、日本語版と英語版のドキュメントとチュートリアルを見ることができる。SDKのダウンロード、ディベロッパー登録共に無料となっている。本SDKを用いてFirstVRのiOSアプリ、Androidアプリの開発が可能だ。
【FirstVRについて】
FIRST VRは、初心者のためのVR/AR製品として5年前より極秘に研究開発された世界初のアクティブセンシング技術を搭載している。腕にFIRST VRのコントローラを巻くと、14チャンネルの光学式筋変位センサ群が前腕 周囲の筋肉の動き(筋変位)を検出する。この筋肉の動きをAIシステムに短期学習させることで、セットアップ時間を大幅に短縮しながらユーザの手の動きを検出し、VR/AR初心者でも気軽に使用できるようになった。
FIRST VRには、「VRゴーグル」と「新開発のコントローラ」と付属品が内包されているため、手持ちのスマートフォン(iOS, Android対応)以外の周辺機器を購入しなくても、低価格ですぐに最新技術のVR/AR体験をできるようになった。