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「VRクリエイティブアワード 2018」ファイナリスト作品が発表 ハシラス「ハッピーおしゃれタイム」、「バーチャルキャスト」、『ムー 未知との交信VR』など

2018年08月14日 15時09分更新

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VRコンソーシアムは、8月25日開催の「VRクリエイティブアワード 2018」のファイナリスト作品を発表した。

VRクリエイティブアワードは、これからのVR業界を牽引するVR作品やクリエイターを発掘し、認知度向上や活動の支援を目的として、VR領域のクロス・コラボレーションの創出をめざすVRコンソーシアムが開催するイベントとなる。

今回ファイナリストの選出となったのは、ハシラス(水上智絵さん)のVRアイドルなりきりゲーム「ハッピーおしゃれタイム」、バーチャルキャスト(山口直樹さん)のVR空間のスタジオでリアルタイムにコミュニケーションできるVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」、ダイナモアミューズメント(小川直樹さん)の『ムー』誌のスクープ記事を得るべく持ち合わせていたスマホでUMAの撮影に挑むVRアトラクション「ムー 未知との交信VR」など12タイトルとなる。

■ハッピーおしゃれタイム
株式会社ハシラス
水上智絵さん
 

「ハッピーおしゃれタイム」は、かわいらしい見た目のVRアイドルなりきりゲームです。2人のプレイヤーが一緒にアバターの着せ替え、音楽ゲームライブ、写真撮影、写真印刷を行います。純粋にかわいいVR体験が少ない中、女児向けのゲームやプリントシール機の流れを継いだポップで楽しい体験ができます。

その一方で、楽曲追加、着せ替え要素追加、フレーム追加など低コストでの拡張性に優れ、写真印刷への課金やガチャ機能追加によりVRアトラクションのマネタイズの幅を広げる可能性とリピート率を上げる可能性を持っているゲームです。


■ABAL:DINOSAUR
株式会社 ABAL
尾小山良哉さん
 

「ABAL:DINOSAUR」は、6500万年前の恐竜たちがいた世界が舞台です。恐竜世界を実際に自分の足で歩き、巨大彗星が現れるその時を目指して旅をします。恐竜の大きさや声を体験できるものとなっています。最大同時体験者数は6名、コンテンツ時間は15分ほど。


■バーチャルキャスト
株式会社バーチャルキャスト
山口直樹さん
 

バーチャルキャストは、バーチャルキャラクターになってVR空間のスタジオでリアルタイムにコミュニケーションできるVRライブ・コミュニケーションサービスです。

ニコニコ生放送などの生配信サービスを介してスタジオを作ることで、誰でも気軽に、好きなキャラクターでコミュニケーションできます。他のバーチャルキャストユーザーの配信に乱入できる「凸機能」や、生放送の視聴者を楽しませる様々な「アイテム」など、バーチャルキャラクターの番組に欠かせない機能が盛り沢山です。


■NEUTRANS BIZ
株式会社Synamon
武樋恒さん
 

NEUTRANS BIZは、複数人が同時にVR空間に接続し、遠隔会議やデザインレビューが行えるビジネス向けのVRサービスです。

物体や空間を3Dデータとして共有可能な点や、アバターの顔や手の動きといった仕草を交えたコミュニケーションが可能というVRの特性を活かして、ブレインストーミングなどのコラボレーションを活性化します。また、パワーポイントなどの資料をVR空間の大画面で共有してプレゼンができる機能など、既存のソーシャルVRサービスには存在しない、ビジネス用途に特化した独自機能も盛り込んでおります。

NEUTRANS BIZは、VRをイベントや展示会の時にだけ利用する特別な存在ではなく、日常的に使う身近なものにしていきたいという想いを込めて作ったサービスです。VRに慣れてない人でも使えるようにするために、直感的に使えるUI/UXや気持ちの良い操作性を徹底的に突き詰めて開発を行っています。

VRという技術が、ゲームやエンターテイメントだけでなく、ビジネスシーンでも実用的に使えることを世の中に広めるきっかけになれば良いと考えております。


■バーチャル避難訓練 Disaster Scope2
愛知工科大学工学部
板宮朋基さん
 

日本は自然災害大国であり、発災時に迅速かつ的確な避難を可能にするための対策が求められている。小・中学校や自治体では、避難訓練や防災イベントおいてハザードマップや被災地の写真を用いた講話やパンフレットの配布を行い、被災リスクの周知が進められている。リスクを把握するためにはハザードマップの中から自宅などを探し出し、凡例を見ながら浸水深を読み取り、その数値を基に被災状況をイメージしなければならず低年齢層では容易ではない。

今回開発した「バーチャル避難訓練 Disaster Scope2」では、スマートフォンと紙製ゴーグルを用いて、浸水や火災による煙の発生状況を現実風景に重ねてCGで表示し没入体験できる。体験者が被災リスクを正確にイメージし危機感を実感できる。スマホと廉価な紙製ゴーグルのみを用いるため、調達・設置・運用コストが低く、多人数同時に体験可能であり避難訓練で活用できた。

3D奥行きセンサを搭載したスマホを用いると、リアルタイム・オクルージョン処理による1m以下の浸水や実世界の物体とCGがれきの物理的干渉表現と、スマホの高さ位置感知による室内の煙充満の様子のリアルな実感が可能になった。


■ムー 未知との交信VR
株式会社ダイナモアミューズメント
小川直樹さん
 

オカルト・ミステリー情報誌として有名な月刊『ムー』編集部のUFOチャネリング実験に参加する、最大5人マルチプレイのVRアトラクション。参加者は『ムー』誌のスクープ記事を得るべく持ち合わせていたスマホでUMAの撮影に挑みます。誰もが頭の中で想像したことがあるであろう「UFOにさらわれる」「UMAと対面」という現実では難しい体験が高品質CGで体験できます。また「スマホで写真を撮る」「会議室のテーブルを囲んでいる」という馴染みのある体験を盛り込むことでシームレスにVR内へ誘う演出を心がけました。撮った写真のレア度を判定する要素により、毎回違った結果を体験できます。プレイヤーの撮影結果は、体験終了後、外部モニターに『ムー』誌の誌面として表示されるので、プレイ内容の共有などを通してひとつの"体験"として余韻を感じてもらうようデザインしております。

また、5人マルチプレイによる高稼働が、ロケーションベースVR展開で高い効果を発揮します。(VR PARK TOKYO 渋谷 にて好評稼働中)
監修:月刊ムー、製作:アドアーズ株式会社、企画:ダイナモアミューズメント、制作:ダイナモピクチャーズ、プログラム実装:株式会社ヒストリア


■Elastic Arm Illusion
小鷹研究室(名古屋市立大学芸術工学研究科)
森光洋さん・小鷹研理さん
 

Elastic Arm Illusionは、小鷹研究室による「うでのびいる実験」の第三弾であり、HMDを使って「腕が伸縮する」ようなVR体験を与えるものです。地面に仰向けに寝転がった体験者の右腕は、体験者を見降ろす実験者(actor)によって、ハンドルを介して引っ張り上げられます。このとき、腕を引っ張り上げられる度合いに応じて、体験者の体重の一部がactorへと移動します。この移動量を、HMD空間においてモデリングされた腕の「伸び率」に対応させることで錯覚を誘発させます。

この体重移動は、actorの足元に置かれた体重計(Wii Balance Boardを使用)によって、(体験者ではなく)actorの体重の増加量をモニタすることで計測されます。このことは、actor自身が、体験者の身体状態をモニタするセンサーとして作用していることを意味します。このようなストレスフリーなセンサー環境を用いることで、「計測されている」という自覚の外側で、強力な錯覚作用を生み出すことが可能となります。


■Xpression
株式会社EmbodyMe
吉田一星さん

Xpressionは、ビデオの中の人の表情を自分の表情で乗っ取り、ARでリアルタイムに動かせるスマホアプリです。
例えばトランプ大統領のスピーチビデオを使えば、大統領になりきって勝手なスピーチをすることができ、本物のスピーチと区別がつかないフェイクビデオを簡単に作成できます。
スマホで撮影したビデオや、YoutubeなどどんなビデオでもOKで、前処理が一切必要ありません。

友達が衝撃的な一言をしゃべっているビデオを作ってSNSで盛り上がったり、3Dモデルを用意する必要がなくアニメ映像を用意するだけでVTuberになれたり、有名人の顔でしゃべるAnimojiスタンプなど、あらゆるコミュニケーションの幅を大きく広げます。

また、例えばビデオチャットに応用すれば、あらかじめ撮っておいたスーツ姿の映像を使い、すっぴんや寝巻き姿でも面接に臨めます。
また、既存の映画の役者に自分の好きなセリフを喋らせ切り貼りすれば、オリジナルの映画を簡単に作成でき、映画を作るのにそもそも映像を撮影する必要すらなくなります。

実用化にはほど遠かった既存研究の問題点を解決し、世界で初めて誰もが入手できるアプリとして公開しました。


■VRM - 3D avatar file format for VR -
株式会社バーチャルキャスト
岩城進之介さん
 

「VRM」はVRアプリケーション向けの人型3Dアバター(3Dモデル)データを扱うためのファイルフォーマットです。
「人型のキャラクターやアバター」において、モデルデータ作者の癖やツールごとの細かいデータの差違を吸収・統一し、アプリケーション側の取り扱いを簡単にすることができる「プラットフォーム非依存の3Dアバターファイルフォーマット」を提案するものです。
アプリケーション実行中(ランタイム)に動的にファイルを読み込むことも可能で、ネットワークを通して「アバター」としてふるまう際に問題にならないよう、モデルデータを使用して「人格を演じる」ことについての許諾規定をファイルに設定できるなど、VR時代を想定したフォーマットとなっています。

「自分の」アバター(3Dモデルデータ)を「VRM」で取り扱うことで、いろいろなVRM対応アプリケーションやゲームで相互に行き来できるようになります。生放送、動画作成、ゲーム、チャット…。いまは複数のVR世界が分断されています。この分断されたVR世界をつなぐための第一歩、それがVRMなのです。


■触覚体験うんこツンツン
日本うんこ学会
木野瀬友人さん

身内の介護が必要になる日、それは突然やってきます。その時、他人の便を触る体験は想像を絶します。そのような体験の心構えなど、どのようにすれば可能でしょうか?我々は、排泄ケアに対して精神的に備える機会を提供することを目的とし、「うんこ」を触るVRコンテンツを開発しました。うんこや大腸壁を触っていただきながら音声解説を流すことで、医療や介護に関する理解を深めます。うんこを触るという体験は多くの人の好奇心を惹きつけ、楽しみながら体験するうちに排泄ケアの心理的ハードルが下がる効果を期待しています。

体験の流れは以下の通りです。手にゴム手袋を装着し、指先に触覚デバイスを固定します。そして、VR空間にバーチャルな手が現れ、体験者はその手を自分の手の動きによって操作します。VR空間にはうんこや大腸が次々に出現し、それらを指先で触れ、感触を確かめることができます。対象物は、硬さや質感の異なる3種類のうんこと、正常あるいは深刻ながんを患った大腸です。これらの感触は有限要素法による物理シミュレーションによって生成します。音声解説では、便の特徴から健康状態を知ることや、大腸がん罹患時の便の特徴について説明します。


■おうち de VTuber 撮影スタジオ
坪倉輝明さん
 

バーチャルYouTuberブームで3000人以上のVTuberが誕生しているが、3DのバーチャルYouTuberの動画を取るのはまだまだ技術的なハードルが高いのが現状だ。それを専門的な知識が無くとも、VR内での撮影やカメラのスイッチング、ライティングの調整、背景変更までもが簡単に行えるシステムをソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上に作成した。

VR空間上に存在するため、実際のスタジオのような広い場所や大掛かりな設備は必要無く、複数人で空間を共有しながらみんなで協力して番組を制作できる。
実際にこの仕組を使ってSEGAのスマホゲーム、共闘コトバRPG「コトダマン」のPVや、VR放送局「VRoadCaster」のV-TV生放送など、多くの番組が誕生した。


■hearing things #Metronome
See by Your Ears
evalaさん

サウンドアーティストevalaによる、音だけで構成された「耳で視るVR作品」。

体験者は一人ずつ、特殊な遮音パネルに囲われた小さな無響室に入ると、暗闇の中でライトを浴びた3台のメトロノームが、カチカチと単調な音を刻んでいる。視界がだんだんと遮断されるにつれ、メトロノームの音が複雑な立体音響プログラム処理によって増殖し、空間内で引き伸ばされたり、粉砕されたりしながら、体験者の体をまさぐっていく。

このとき、すべての音は、マイクロフォンによって採取されたメトロノームの音がリアルタイムに処理され、再びマルチチャンネル・スピーカーから発することで構成されている。

真っ暗闇の中、その豊かな音の生態系に耳を澄ませるとき、体験者の脳内には様々なイメージが表出し、「耳で視る」と表現しえる幽玄なヴァーチャル体験を得ることだろう。人の知覚を拡張し、動的に変化し続ける「音のアーキテクチャ」を構築している。


■関連サイト

 

VRC公式サイト

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